• Brand PickUp vol1.イタリア・ナタリーニ 想い出を飾るフレーム

古くから象眼細工を施した家具の生産で有名なイタリア・ベルガモ地方にあるフォトフレームメーカー・ナタリーニ。創業当初は主に家具を制作していましたが、70年代の後半、お客様からの特別オーダーを受けたことがきっかけとなり、フォトフレームを専門に手掛けるようになりました。作業工程は全てナタリーニファミリーが熟知し、基本的な作業から新しいスタッフへの指導などファミリーを中心に行われています。

伝統を守り伝えながらも新しいものづくりに取り組むナタリーニの、フォトフレームに対する思いを語ってもらいました。

ナタリーニファミリーの皆さん

ナタリーニファミリーの皆さん。右が話を聞かせてくれたセルジオ君。

メゾン・エ・オブジェでの出展ブース

パリで年に2回開催されるメゾン・エ・オブジェでの出展ブース。他にもイタリア、ドイツ、アメリカ、日本などでのフェアに出展。

-「写真を飾ること」への思いを聞かせてください。

写真を飾るということは、それぞれの想い出を飾るということだと思います。大切な想い出をナタリーニのフォトフレームで飾ってもらうこと、また、贈り物として選んでもらうことが私たちのモットーであり、喜びでもあります。

デザインは主にナタリーニファミリーが行います。時には作業スタッフからデザインの案が出ることもあり、良いアイディアを出し合ってデザインしています。イタリアの伝統的なデザインと共に、日常のモチーフ、例えば犬や猫などの動物や自然の植物からインスピレーションを得てデザインが生れます。

クラシック・ファッション・デザインの3つのカテゴリーで、毎シーズンごとに新作を発表しますが、実際はお客様の多くがクラシックなデザインを選びます。こういったお客様の声が創業当初からクラシックなデザインを持ち続ける理由となっています。また、フレームの幅は適度なサイズにすることで主張し過ぎず、どんな写真にもフィットするように考えています。

- ベルガモの象眼細工の特徴を教えてください。

箱根の寄木細工もとても美しく熟練した職人の仕事だと思います。(もちろん私も寄木細工の小さな箱をいくつか持っています) 私たちが使用している技法は、化粧貼り用の薄板に象眼を施すものです。薄板を精密なデザインに沿ってカットし、異なる形、色、種類の木材貼り合わせて模様をつくっていきます。木片はとても薄くて小さなもので、作業には細心の注意が必要です。

木材のカットはレーザーで行いますが、パーツの組み上げや象眼細工は全て手作業です。機械加工の部分では最新の技術を取り入れながら、手作業とのバランスを考えていくことが製品づくりの上で重要なポイントだと考えています。

■象眼細工とは
中東が起源とされる、地の素材を彫った部分に他の素材をはめ込んで模様を作る技法。家具、調度品の装飾として用いられ、黒檀を中心にツゲやセイヨウイチイなどの木材に、象牙や骨、石材やガラス紛など、他の素材と組み合わせて使われる。日本でも江戸時代頃から技術が広がり日本刀の拵えや鏡、文箱などに施されるようになった。

象眼細工の工程

上:手作業で象眼細工のパーツを貼り合わせる工程
下:レーザーでカットされる枠材

ナタリーニのフォトフレーム

- 今後の予定、日本へのメッセージなど。

高い技術と伝統的な手仕事の組み合わせ、この点で日本に共通点を感じます。日本で多くのお客様が私たちの製品を選んでくださる理由も、私たちの技術に共通点を感じていただいているからかもしれません。私自身にとっても日本は特別な場所です。私は日本語を勉強していますが、勉強を始めて以来、多い時で年に2度は日本を訪れています。

ここ数年で、私たちは大きくシェアを広げることができました。ただし、私たちはファミリーカンパニーという形態を保ち続けたいと思っています。ファミリーで技術・伝統を伝えていくことが大切だと考えています。日本の皆さん、そして私たちの全てのお客様に価値を見いだしてもらえるようなデザインをしていきたいと願っています。

手仕事のあたたかみが感じられるナタリーニのフォトフレーム。デザインのバリエーションも豊富でシーンにあわせて選ぶことができます。
写真=想い出を飾ることでより身近に楽しんでみてはいかがでしょうか。


商品ラインナップ



記載のサイズ・容量は概算となります。
仕様・デザイン及び価格は予告なく変更される場合がございますので、ご了承下さい。