てみやげ展 暮らしに寄り添う贈りもの|ブックディレクターの山口博之さんが選ぶもの 19.01.13

てみやげ展 暮らしに寄り添う贈りもの|ブックディレクターの山口博之さんが選ぶもの

現在開催中のてみやげ展では、日々の暮らしの中で使う人に寄り添ってくれるようなアイテムをご紹介しています。あげる人がどんな風に家で過ごすのか、その人のさりげないいつもの瞬間を心地よいものにしてくれるギフトを、様々な業界で活躍されている方々に選んでいただきました。

「“てみやげ”というとやっぱり食べ物になってしまいますが、生活で使う“もの”となるとその人のライフスタイルや趣味趣向を知っていたりしないと選びにくいですよね。最近はものをゆっくり見るという余裕があまりないので、何かプレゼントを選ぶにしても仕事を通じて知ったものにしてしまったりします。でも、自分では知らなかったり買わないものをもらったりすると“お!”と思いますよね」。
そう話しながら山口博之さんが選んだものとは?

  • 1品目は、ドイツPROVER社のPIUSマルチパーパスコンパス。
    「これはオフィスをシェアしている建築家とグラフィックデザイナーの友人に。まず見た目のかっこよさもありますが、仕事でアイデアを考えているときなどに実際に手を動かす、それも手で円を描くなんてずっとしていないかもしれないから、何か刺激になればいいな、という思いで選びました。これ、海外製品だし使い方の想像も難しいですよね。それも面白い。そして安くていい」。

    2つ目は、LONGLEAGEのマジックウォーター。
    「同じマンションに住む美容師夫婦にこれを選びました。僕も髪の毛を切ってもらっていたり、お互い小さな子どももいるのでよく一緒にご飯を食べたりと家を行き来して家族ぐるみで仲が良いんです。これは、手を酷使するサロンスタッフのために開発された化粧水で家族全員で使えるということで、最近出産もされたのでぴったりだなと思いました」。

  • 3つ目は、松徳硝子の大吟醸グラスと飲みかけのワインを空気に触れさせずに保存できるPulltexのアンチオックス ワインストッパーのセット。
    「これは独立する前までお世話になっていた会社のボスに。彼はワインが大好きなので、もしかしたらボトルは最後まで飲んでしまうかもしれないのですが(笑)。飲みすぎに注意、というメッセージも込めてみました。僕はお酒は飲まないのですが、やっぱりお酒の席でいろいろ話しをしましたね。今までプレゼントなんてしたことないのですが、これを機に久しぶりに挨拶に行こうか、なんて考えました」。

  • PIUS マルチパーパスコンパス ¥500(税抜)
    松徳硝子 うすはり大吟醸グラス ¥2,500(税抜)
    Pulltex ワンチオックス ワインストッパー ¥2,200(税抜)
    LONGLEAGE マジックウォーター200ml ¥5,500(税抜)

    てみやげ展 暮らしに寄り添う贈りもの
    期間:2018年12月27日(木)〜2019年1月30日(水)
    場所:リビング・モティーフ1F
    https://www.livingmotif.com/news/181221_01

  • 山口博之/Hiroyuki Yamaguchi
    ブックディレクター/編集者
    1981年仙台市生まれ。立教大学文学部卒業。大学在学中の雑誌「流行通信」編集部でのアルバイトを経て、2004年から旅の本屋「BOOK246」に勤務。06年、選書集団BACHに入社し、16年に独立。ブックディレクションをはじめ、さまざまな編集、執筆、企画等を行い、ブランディングや広告のクリエイティブなどを手がけている。ひとつのフレーズ、1冊の本から大きな商業施設、ブランディングまで様々な領域で活動している。
    https://twitter.com/YAMAGUCHI_H
    https://www.instagram.com/yamaguchi_h


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    https://www.livingmotif.com/news/190112_01

    フォトグラファー シトウレイさんへのインタビューはこちら
    https://www.livingmotif.com/news/190112_03